「響ちゃんや琢磨さんは知ってるぜ?何せ一緒に風呂に入った仲だからな♪―――つぅか、朔羅、お前離れろ」
戒はちょっとだけあたしを睨むと、ベッドの方にあごをしゃくった。
「何でぃ、急に不機嫌になりやがって」
あたしが腕を組んで戒を見下ろすと、戒は益々不機嫌そうに眉間に皺を寄せる。
「俺の下半身はご機嫌なんだよ。お前がそんなかっこしてるから。ほらっ」
と言ってちょっと脚を上げる。
下半身がご機嫌……
わ~~~!!!
「わ、わざわざ見せなくていいっ!」
あたしは慌ててベッドに戻ると、布団を頭から被った。
そーだった…あたしほとんど裸だ。
今日は……黒白ゼブラ柄の上下。
豹柄じゃないだけまだいいけど、それでもこんなときに限ってちょっとエロいのつけてるあたし!
恥ずかしい!
布団の中で身悶えて…それでもちょっと気になってあたしは布団から顔だけを出した。
「あ、あたし…昨日ホントに何したの…?」
恐る恐る聞いてみると、
「昨日?」と戒は爽やかににっこり。
ギャー!!聞きたくないような、知りたいような。