。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。



男たち二人はびっくりしたように目を丸めて、それでもあたしを珍種かなにかを見るような目つきで、


「面白いね。今はやってるの?そうゆう言葉遣い」


なんて言って、壁に手を置いた。


何なんだよ…こいつら…


あたしは睨み上げたけれど、男たちはへらっと笑っている。


酔っ払っているのだろうか、ちょっと顔も赤いし呂律も怪しい。


「今日の合コンはハズレだと思ってたけど~思いがけずいい出会い?」


もう一人が顎に手を掛け、あたしを値踏みするようにじろじろ見る。


てめぇらは永遠ハズレだよ。


心の中で悪態をついて、そいつらの横を通り過ぎようと思ったけれど、


「待ってよ~。俺たちと遊ぼうよ」と腕を掴まれた。


触ンじゃねぇ!!酔っ払いが!


そう怒鳴ろうと思ったとき―――




バンッ!!!






男子トイレの扉が壊れるぐらな勢いで開いた。


へ……?


慌てて顔を振り向かせると、


ドアを蹴破っただろうキョウスケが不機嫌オーラダダ漏れで、腕を組んでいた。


ぅわ!


何かいやぁな展開……