いつか、伝えて

前を走っていた


キョウヘイがいきなり、


何かを見つけ、


立ち止まる。



「いきなり立ち止まらない

 でよ・・・。」



転びそうになったレンは


文句をこぼす。



「あれ、見ろよ。」



キョウヘイの声は


明るかった。


「何何?」


もう一度、


キョウヘイの指す方向を見る。


浜辺を、


ユウキとミユが裸足で、


仲良く手を繋いで


歩いていた。



「ユウキ、上手くいったんだ。」



「な、まじよかった!」



嬉しさのあまり、


キョウヘイがレンに抱きつく。


「よかったー。

 ユウキが失恋したらどうしようかと

 思った。」