次の日も
その次の日も
頭はそれでいっぱいいっぱい。
いらいらが止まらない。


授業中も
大好きな部活も…。

コントロールに自信があったけど
乱れまくりだ。

みんな心配してくれる。



そんなみんなの温かさに
安心してなのか
部活後
教室に忘れ物を取りに
一人で歩いていると
涙が止まらない。
泣いている理由は
自分でもわからない。
暗い学校の中。
誰にも気付かれないだろう。






「おい、どうした?」






聞き覚えのある声。







ふと、顔を上げると
そこには
星先生が居る。






「何でもないです…」






必死に
それだけを答えた。




「9組だっけ?ソフト部だよね?」


「…。」コクッ


「そっか…。」


と言い、
先生は私の肩を叩き
その場から
いなくなってしまった。