「美羽ー!!早くしないと遅刻するよー!」
「麻衣来るのはやいよ!」
 そう…今日は高校の入学式。
幼なじみの麻衣が家まで迎えにきていた。

「今年も美羽とクラスいっしょだね‼」
幼なじみの彩が嬉しそうに声をかけてくる。
あたし達は明日からの新しいクラスに胸を躍らせていた。
ー栗原美羽ー
あたしは今まで本気で人を好きになった事はなぃ。
恋なんてただの気まぐれ…。
本気で好きな人なんていない。



そんな事を想いながら過ごしていたあの暑ぃ夏。。。

だけど何かがあたしを変えてくれるような気がしたんだ。。。