∽真優花の過去6∽
わけがわからなかった
メールって…どういう事?
考えながら
なんとなく視線を感じて
顔を上げると
唯と目が合った…
唯は
クラスの中でも
リーダー格の子で
いつも
グループを仕切っていた。
前に
唯を怒らせた
別のグループの子は
しばらく
学校を休んだっけ…
その唯が
あたしの事を怒ってる…?
でも、あたしには
全く身に覚えが無い…
唯は
しばらくの間
あたしをジロジロ見てから
何か…企んだような
笑みを浮かべ
プイッと
視線を逸らした…
一気に胸の鼓動が速まり
体が小さく震え出す…
休み時間になると
あたしは教室から出て
急いでトイレへ向かった。
とにかく、今の状況を
確認しなくちゃ…
携帯を取り出し
恐る恐る、電源を入れる。
「え…?」
これ…あたしの携帯…
だよね…?
一瞬
そう思ってしまったのは
この携帯の中に
アドレスや履歴が
全く無かったから…
だけど
待受画面は昨日のままで
ストラップも同じだし
電話番号を見てみると
間違いなく
あたしのだった。
…て、ことは
あたしが
携帯を
持っていなかった間に
誰かが…
この電話を使って
みんなにメールを送り
電話やメールの履歴を
リセットして
アドレスまで…消去した
って、こと…?
しかも、メールの内容は
みんながムカつくような事…
「でも…誰が…?」
あたしは
小刻みに震える手で
携帯を閉じると
トイレから飛び出し
ある場所へ向かった。
わけがわからなかった
メールって…どういう事?
考えながら
なんとなく視線を感じて
顔を上げると
唯と目が合った…
唯は
クラスの中でも
リーダー格の子で
いつも
グループを仕切っていた。
前に
唯を怒らせた
別のグループの子は
しばらく
学校を休んだっけ…
その唯が
あたしの事を怒ってる…?
でも、あたしには
全く身に覚えが無い…
唯は
しばらくの間
あたしをジロジロ見てから
何か…企んだような
笑みを浮かべ
プイッと
視線を逸らした…
一気に胸の鼓動が速まり
体が小さく震え出す…
休み時間になると
あたしは教室から出て
急いでトイレへ向かった。
とにかく、今の状況を
確認しなくちゃ…
携帯を取り出し
恐る恐る、電源を入れる。
「え…?」
これ…あたしの携帯…
だよね…?
一瞬
そう思ってしまったのは
この携帯の中に
アドレスや履歴が
全く無かったから…
だけど
待受画面は昨日のままで
ストラップも同じだし
電話番号を見てみると
間違いなく
あたしのだった。
…て、ことは
あたしが
携帯を
持っていなかった間に
誰かが…
この電話を使って
みんなにメールを送り
電話やメールの履歴を
リセットして
アドレスまで…消去した
って、こと…?
しかも、メールの内容は
みんながムカつくような事…
「でも…誰が…?」
あたしは
小刻みに震える手で
携帯を閉じると
トイレから飛び出し
ある場所へ向かった。
