∽真優花の過去5∽
しばらくすると
徐々に
生徒達が登校してきて
教室の中も
少しずつ賑やかになっていく
宿題をやりながら
誰かが来るたびに
挨拶をしていたあたしは
ちょっと妙な雰囲気を
感じていた…
男子や
そう親しくない子達は
いつも通りだったけど
同じグループの子や
わりと仲の良い子達は
あたしが声を掛けても
こっちをチラリと見て
すぐに視線を逸らす。
それは
朝イチに下駄箱で会った
あの子と
同じ反応だった…
おまけに、何人かは
こっちを見て
ヒソヒソ話してる…
気になりながらも
なんとか宿題を終え
自分の席に戻ると
ちょうど今、来たばかりの
2人の子が近付いて来た。
グループの中でも
特に親しくしてる子達だ。
「お…はよ」
『ふざけんなよー』
「え?」
『相澤ぁー
あんた、やり過ぎだって!
みんな呆れてるよ?』
「何のこと…?」
『とぼけんなって。
昨日のメールに
決まってんじゃん!
あんたさー
うちらだけじゃなくて
よそのグループの子にも
送ったろ?』
『シャレになんないし!
調子のりすぎだって…』
わけわかんない…
2人共、何言ってんだろ?
『でさ、唯から
相澤めっちゃムカつく!
ってメールきたからさー
ヤバいと思って、ゆうべ
あんたに電話したけど
出なかったじゃん!』
「ね、待って!
あたし、昨日は…」
『とにかくー、
みんな怒ってるから。
あんた、とうぶん
ハブられるからねっ!』
『それと…
唯だけは
これ以上怒らせない方が
いいよ…
早いとこ、謝りな?』
『でも、メールも着信も
拒否られてるかもねー』
「ねぇ…2人共聞いてよ。
昨日は学校に携帯…」
言いかけた時
教室に先生が入って来た。
『学校では口聞かないけど
何かあったら
メールしなよ?』
小さな声でそう言って
2人は自分の席についた…
しばらくすると
徐々に
生徒達が登校してきて
教室の中も
少しずつ賑やかになっていく
宿題をやりながら
誰かが来るたびに
挨拶をしていたあたしは
ちょっと妙な雰囲気を
感じていた…
男子や
そう親しくない子達は
いつも通りだったけど
同じグループの子や
わりと仲の良い子達は
あたしが声を掛けても
こっちをチラリと見て
すぐに視線を逸らす。
それは
朝イチに下駄箱で会った
あの子と
同じ反応だった…
おまけに、何人かは
こっちを見て
ヒソヒソ話してる…
気になりながらも
なんとか宿題を終え
自分の席に戻ると
ちょうど今、来たばかりの
2人の子が近付いて来た。
グループの中でも
特に親しくしてる子達だ。
「お…はよ」
『ふざけんなよー』
「え?」
『相澤ぁー
あんた、やり過ぎだって!
みんな呆れてるよ?』
「何のこと…?」
『とぼけんなって。
昨日のメールに
決まってんじゃん!
あんたさー
うちらだけじゃなくて
よそのグループの子にも
送ったろ?』
『シャレになんないし!
調子のりすぎだって…』
わけわかんない…
2人共、何言ってんだろ?
『でさ、唯から
相澤めっちゃムカつく!
ってメールきたからさー
ヤバいと思って、ゆうべ
あんたに電話したけど
出なかったじゃん!』
「ね、待って!
あたし、昨日は…」
『とにかくー、
みんな怒ってるから。
あんた、とうぶん
ハブられるからねっ!』
『それと…
唯だけは
これ以上怒らせない方が
いいよ…
早いとこ、謝りな?』
『でも、メールも着信も
拒否られてるかもねー』
「ねぇ…2人共聞いてよ。
昨日は学校に携帯…」
言いかけた時
教室に先生が入って来た。
『学校では口聞かないけど
何かあったら
メールしなよ?』
小さな声でそう言って
2人は自分の席についた…
