恋愛事情



和野くんの言葉を…


どう受け止めればいいのか

あたしは悩んでいた…




すると彼は


突然立ち上がり、言った



「俺…相澤さんのこと
好き…みたいだ…」



「えっ!?」



咄嗟に

あたしも立ち上がる



「…ごめん…

相澤さんの相談のるはずが

なんか変な話しになって…

…俺の…勝手な気持ちは
置いといてさっ

相澤さんの相談って…
どんなこと?」





「あの…相澤さん?」


返事の無いあたしに対して

和野くんは

続けて話し掛けた




でも…あたしは





ひとり静かに




超…超…





パニクっていた…







そして


どうしようもなく


この場から


逃げ出したい気分になる




そう思った瞬間

あたしの足は


無意識に



走り出していた…




「え…?
ちょっ…相澤さん!!」