人はいつ終わりがくるのだろう?

わたしにはどんな最後が

待っているのだろう。

もしわたしの死を一人でも

悲しんでくれるような人がいるなら、

わたしにとってそれはとても幸せな

最期だと思う。


わたしはいつだって下を見て歩いてきた。

見えるのは自分の足と、暗い闇。

どこまでもどこまでも続くその世界に、

わたしは怯えながら生きてきた。


もしわたしに太陽のような暖かく明るい

世界で生きることを許されるのなら、

この孤独の中から逃げ出し、夢のような

その世界を、堂々と胸を張って歩きたい。


でもその夢は紙に描くだけでいい。

夢の中ででも実現できれば、それで十分。

そんな素敵な世界は、

わたしには訪れないから。