ガラスの日々


学校に来れば、誰にも目を合わせず、席に座り、本を読む。
授業が始まれば、黙って聞いて、
終わればすぐ帰る。

美野里の顔は表情を持たないと
一層冷たく、整いすぎた顔は恐ろしく見えた。