「由里亜さんっ」


更衣室に向かう由里亜さんを追った





「あぁ奏ちゃん、どうした?」

「あの…
もう出て来て大丈夫ですか?」

「あぁもう全っ然ピンピンやで!

奏ちゃんが思っとる程ヤワやないからな、あたしは」

「そ……うだとは思うんですけど」





変な心配をしてしまう私には由里亜さんが大丈夫だとはそう思えなくて

由里亜さんを追ってしまった





「どっちにしろ、いつかはって割り切ってたからショック受けたのも最初だけやったしな

大学生になったら新しい出会いとかあるかも知れへんやろ~

前向きに行かななぁ」





私の肩を軽く叩いて更衣室に入って行った


いつもの由里亜さんで


明るかった





私の前だからかな…