-……朝目が覚めた時


私は彩美さんの部屋で眠っていた



気付いたら朝だった





-…そういえば
昨日はもう夜遅いからって言って

彩美さん、家に泊めてくれたんだ





日付は12月26日

恋人達のイベントは過ぎ去った





「おっは~
お目覚めはいかが?」

「…さいこーです」

「うそ、超テンション低い
低血圧でしょ

渓も低血圧だよねぇ

修学旅行の時の朝とか昼になるまで一言も喋らなかったからね、あの男」

「…はあ」

「まぁ渓よりはマシだね奏ちゃんは。

ねぇ、着替えて遊び行こうよ。おごるからさ~」