そしてそのネックレスには 一つのリングが通っていた 「俺の代わりに、奏が持ってて」 渓ちゃんのペアリング いっつも私があげたネックレスに通して身に着けてた たまに指にはめてくれて… 大事な大事な二人を繋ぐ指輪だ 「奏に持ってて貰いたいから」 「うん…ありがとう渓ちゃん」 これから… 毎日はめるね、渓ちゃんの指輪も、私の指輪も 笑顔で 何も無かったかの様に 渓ちゃんの所に戻って来るからね