「高校生っ!?」




思わず声を張り上げた



「知り合いに頼まれてさ…
なんか断れなくて」







嫌だ

絶対嫌だ


渓ちゃんが高校生の女の子の家庭教師をするなんて


死んでも嫌だ






…そんな事言えない




悪魔でバイトだもんね…
そんな気にする事ないよ






「が…頑張ってね?」






精一杯の作り笑顔

何て不器用なんだろう