午後から由里亜さんは普通に働いていた
何か変な心配しちゃったけど全然平気みたいで

いつものように明るかった





聞きたいけど

聞いちゃダメだから


聞かない…







「ちょっと休憩しようか、奏ちゃん」

「あ…はい」





午後の1時になる少し前
私と広田さんは休憩に入った

店も昼のピークをちょうど超えた頃



二人で休憩に入るのは大分久しぶり

始めたばかりの頃休憩中に色々教えて貰ってたぐらい








「由里亜さん…辞めちゃんですね」

「う~ん-…まぁ由里亜の家の事情もあるみたいだしね
こればかりはしょうがないな」


「そうですよね-…」



私は広田さんに由里亜さんの事を話してみた

大人な答えで

我儘で受け入れられない私とは違う