「こんばんわ!おじゃましまーす」

「あら奏ちゃんいらっしゃい、渓太なら二階にいるわよ~」




幼馴染みって最高にいい特権だと思う
互いの家を好きな時に出入り出来るから



お隣りの幼馴染み
一つ年上の逢沢渓太とは生まれた時からずっと一緒

高校は違うけど頭のいい学校に行ってる渓ちゃんにいつも勉強を教えてもらうという口実で家に押しかけている







「渓ちゃん~…起きてる?」

「ん~・・寝てる」

「起きてんじゃん
勉強教えて!明日当たるんだ」




渓ちゃんはまだ制服だった
渓ちゃんの高校の制服すっごいカッコいいんだよね、

私の学校なんてセーラーだし…





「今帰って来たの?」

「まあな~瀬崎達と飯食ってた



つか奏、俺着替えてーんだけどよぉ…奏がいいなら俺このまま脱ぐぞ?」

「え!?ちょちょちょ待って出てく出てく!!!」





大体優しいんだけど
たまにヌけた事を言う
あとたまに意地悪




だけど



それも好き





なんかもう全部が好き