「あのね、由希子…」




私は昨日までの事を全部由希子に話した
由希子には私の全部を知ってて欲しいから

親友だし





由希子は驚きながらも自分の事のように喜んでくれた
本当に良かった、良かったね奏って


「すごいよ奏は…十何年も先輩一筋で
よく頑張ったね」

「うん…ありがと」





ちょっと泣きそうになった
私も由希子の新しい恋、応援するからね、


親友だもん






「じゃあさ、夏休みどうするの?」

「それで今悩んでるの
渓ちゃん受験勉強で忙しいだろうし、邪魔したらいけないかなって…」

「絶対攻めた方がいいよ奏!
受験生にも息抜きは必要だって

夏休みに初えっち行けるんじゃない?」

「えええっちって…」




やっぱ由希子だ

ズバズバ言って来る
なんか幼馴染みから彼女に昇格した途端に



渓ちゃんとの距離が恥かしくなった




えっちなんて無理だよ…