怖い・・・・・・。凄く怖い・・・・・・。

『意地でも離れさせるから・・・・・・。』

あの時のののちゃんの言葉が頭から、離れない。
あたしはそのまま、ぐっすりと眠りについた。

次の日の朝。
昨日の事なんてまったく忘れて、ぐっすり寝てしまった。
あたしが起きたのは4時。
皆が起きるのは、大体6時。
「あと、2時間もある~。」
する事は何にも無い。
「そぉだ!先に着替えちゃおっかな。」
着替え終わったあたしは、暇だから部屋を出て、部屋の周辺をぶらぶらしていた。
「あぁ~。誰か起きてないかなぁ~?」
タッタッタッタッ・・・・・・
誰かがこっちに近づいてくる。
「だ、誰?」
「・・・・・・」
無言のまま。
「ねぇ。誰?」
「・・・・・・」
やっぱり、無言。
タッタッタッ・・・・・
どんどん足音が近づいてくる。
タッタッタッ
「あぁ!!」
あたしが大きな声を出すと相手もビックリした様子だ。
「おはよ。」
「お、おはよ。」
足音の正体は、悠太だった。
あぁ~・・・・・・。やっぱり、本人の前だとドキドキしちゃう。本人にドキドキが聞こえちゃうくらい。
「あのさ、昨日の話だけど。」
「うん。」
「返事、どう?」