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・・・・・・はいぃ!?
ま、ま、ま、まじぃ!?
「んん?ひな顔真っ赤!!」
悠太がお腹を抱えて笑い出した。
「ぷっ!あははははは!!あははははは!!」
「ちょっとぉ!!笑いすぎっ!!」
「だ、だ、だ、だってぇ!!あははははは!!」
なーんて、言っている間に目的地に着いてしまった。

「はぁ・・・・・・。さっきはよく笑ったなぁ。」
なんて、悠太は言っちゃってる。
「もうその話はやめてってばぁ!!」
「あっ!ヤバ!行くぞ!」
悠太はあたしの手を取って走り出した。
「・・・・・・たい。」
「ん?何?」
「手首が痛いの。」
「ん?・・・・・・あぁ!ゴメン。力入れすぎた。」
「べ、別にいいよ・・・・・・。」
「早く行くぞ!」
「う、うん。」
「はーい。今から班行動にしたいと思いまーす。」
「イェーイ!!」
「自由でーす。」
「イェーイ!!」
「ただし、事故には気をつけましょう。」
「はぁーい!!」
「では、班行動始めー。」
「おーいー!どこ行くか決めてなかったじゃん!」
「どこ行くのー?」
「はい、はい!うちら2人渋谷ー!!」
ののちゃんが手を挙げて言う。
「ののなんかに聞いてねーし。」
「はぁ!?ムカつくんだけどコイツー。」
「アー、もう、ののも雄哉も静かにしろ。」
「はーい。」
「うぃ。」
2人がそろって言う。
「んで?ひなはどこ行きたい?」
「えぇー!!うちら無視ー!?」
「え?あたし?あたしは、別にどこでも・・・・・・。」
「ホントにいいの?」
悠太が心配そうにこっちを見てくる。
「ホ、ホント!」
「じゃあ、渋谷でも?」
「う、うん。」
「じゃあ、決まりでいい?」
「オッケー☆」
あっさり決まってしまった。
まぁ、悠太と一緒ならどこでもいいかなぁ!!

「イェーイ!!」
「来たよ、渋谷!!」
田舎者のあたし達にはすっごく大きくて、にぎわって見える。
「ひっろ!!」
悠太も目を丸くしている。
「うん、そうだね。ほっんと広いなぁ。」
渋谷がにぎわってる中、あたし達はいいムード!?
「「あのさ」」
「あっ!」
悠太と言葉がかぶってしまった。