『今日、彼氏と花火を見ることになったの。だから行けなくなて…ゴメンネ…』 「ウソ…それなら早く言ってよ!私、待ち合わせの場所に来てるよ。」 『本当にゴメン!この埋め合わせは絶対にするから。』 「分かった…今度奢ってよ!」 『うん。じゃぁね!』 “じゃぁね”と言って小梅は電話を切った。 「この後どうしよう。一人で花火はさすがに寂しいよね…帰ろう…」 小梅は帰ろうと歩き出した時、携帯が鳴った。 携帯を見るとそこには“悪代官”と表示がされている。 小梅は仕方なく電話を取ったー…。