「何それ。チケットあるんだよね?見せて。」 紗梛に言われ、小梅はバックからチケットを取り出した。 そのチケットを紗梛に渡した。 「SHION…」 「そうそう!その名前なの。」 その瞬間…家中に響くぐらいに紗梛は叫んだーー。 「キャーお母さん!!」 紗梛は慌てて階段を下り、母親の所へ向かった。 小梅は紗梛の叫び声で耳が痛い。 「チケット見ただけで、どこからあんな声が出るのよ!」 驚きながら小梅も居間に向かったー…。