甘い誘惑にはご用心!?~悪代官に恋をする~




 「あんたって、本当に面白いね。名前、なんて言うの?」



 笑って答える男性を見た小梅。



 (笑うとカッコイイなぁ…)



 男の笑った顔を見とれていた。


 男は目線を小梅に合わせて話した。



 「ねぇ名前、なんて言うの?」


 「…ナンパですか?」



 またも、小梅の意外な言葉に驚いた。



 「名乗る時は、あなたから名乗るべきですよ!」


 「やっぱりあんた最高!」


 「さっきから、すっごいバカにされてるように思うんですけど…」



 小梅は頬をプクッと膨らませた。