「イタッ…あ~!!ぅぐ…」 小梅が叫ぶと、口に手を押さえられた。 それから、近くにある店へと引っ張られた。 小梅は、どんどん奥へと連れて行かれる。 (何?どこまで行くの!?) パニックになる頭ーー。 小梅は誰も来ない、店の裏へと連れて行かれたー…。 「ここまで来れば大丈夫だろ…」 男が呟いた。小梅は目の前にいる男を見た。 背は高く、Gパンにシャツといったラクな格好。 帽子にサングラスをかけて顔は見れない。 小梅が男を見ていると声をかけてきた。