甘い誘惑にはご用心!?~悪代官に恋をする~




 「そうなの?私は知らないよ。有名じゃないんじゃない?」



 そう答える小梅に繭は“何で知らないの!”と言っている。


 その時、ちょうど店員の男の子が来たー…。



 「店員さん!SHIONって知ってますよね?」



 繭は店員の男の子にSHIONの事を聞いた。



 「はい。カッコイイですよね!」



 そう言って店員は奥へと戻った。



 「ほら、あの子だって知ってるのよ!」


 「…帰って紗梛に聞いてみよう…」



 小梅は小さく呟いた。



 「そろそろ帰ろうか?」


 「そうだね。」



 二人はお金を払ってお店を後にした。