満員電車の君

―――…!!!



ちょこんと頭に置かれた彼の掌。 



くしゃくしゃと撫でられた私の頭。



「やっぱり、困らせちゃったかな?ごめんね。」


って、彼は優しく笑った。


彼の顔を見るのが精一杯で、何て答えたらいいのか分からない。