ブロロ!!!

ププーッ。車のクラクションの音が鳴り響く。

登校中の生徒達は皆、車に注目だ。


車の窓が下げられ「おい、餓鬼ども。私はすこぶる機嫌が悪い。たださえ邪魔なのに、轢くわよ。」

そして、車を走らして行った。



生徒達は「何あれ?」「怖っ」「あれ先生か?」と騒ぎあってる。
「新入生知らないのか?あれは上原麗奈先生。うちの数学の教師」「この学校で生きたきゃ麗先生には逆らうなよ」「挨拶は絶対だ!」上級生達は皆新入生にアドバイスをする。

「えぇ?」新入生達は不安になってくる。



今日は初登校日。次々と新入生はやって来る。

職員室では「おはようございます」「麗先生おはよう」「おはようございます」教師達も早めに学校に来ている。「松先生今日の挨拶大丈夫ですか?」「新入生の名簿は?」と忙しい。


「松先生大丈夫ですって。いけます!!」「麗先生〜。」「ほら行きますよ!!」

「松先生これ飲んで!!僕特性の栄養ジュースです」「私は松先生の好きなお菓子持って来ました♪」先生らは皆、新入生学年主任の松のために色々と差し入れを持って来ていた。

この学校の教師はすこぶる仲が良い。また、世間では変わり者が多いと評判であった。それでも受験倍率が高いのは有名大学進学率が多いからと進学クラスと普通クラスがあるからである。

進学クラスはテストが普通、上。普通クラスはある一定よりテストの点が低い者。つまり、バカの集まるクラス。だが、普通クラスの有名大学進学率も多い。結果的に進学、普通クラスと半々の有名大学進学率。つまり、バカどもを教育すると言うことである。

この結果から普通クラスの受験倍率も高い。


「うし!!行くぞ!!」気合いを入れ松筆頭に教師達は体育館へ向かった。