次の日。


 俺は朝早くから襟沢さんのことを考えてた。


 会ったら「里衣ちゃん」って呼ぶんだ…。


「里衣ちゃん…か」


 すると…。


「きゃあぁぁっ!!」


 襟沢さんの悲鳴に近い叫び声が聞こえた。


 何かあったのか?!


 俺は速攻で部屋に向かった。


 ―――バンッ


「襟沢さんっ?!」


「は…林くん…!」


 部屋の隅で怯える彼女。


 彼女の前には銃を持った男。


「銃を降ろせ!」