「有ります……猫になって下さい!!」


ナルさんが私に小さな小瓶を差し出す。
紫色の液体が入っていた。


「……亜希都様も恭様の本当のお気持ちを
知りたいでしょ?でも亜希都様のお姿では…
恭様はます本音で語るコトはまずないです」


猫になれば…恭の本音が聞けるってコトか………



私はためらいはなかった。
小瓶を蓋を開けて…中の液体を飲み干す。
甘くて喉越しのいい液体。


飲んだ瞬間から…私の身体が紫色のオーラに
包まれてゆく。