「カナー、おはよっ。」 そう言って、あたしに抱きついてるこの子は、あたしの親友の徳永ミカ。 中学生の時からずーっと一緒にいるんだ。 「ミカー、おはよっ。」 「カナは今日もかわいーね。」 「お世辞、ありがとう。ミカのほうがかわいーし。」 「…このっ、鈍感‼ まぁ、そんなとこもかわいーけどね。」 「?」 ミカがなんか変なこといってるけど、ミカのおかげでケイトのこと考えずにすんだ。 ありがと、ミカ。