世界一小さい恋

けど決定的に違うこと。

それは最後に結ばれること。

私の場合は、そんなことはありえないあっても人気のある健太と私はつあうわけもない。

健太を好きで、かわいい子なんてたくさんいる。

健太もかわいい子がすきにきまっている。

私のような、地味で暗くて引っ込み思案で・・・こんな子どう考えても好きにならない。

私のほうを見て、南は

「何ニヤニヤしてんの~」

そういわれて、ハッとすると市川君がこっちにむかってきた。

えっ何何何ぃ?!

普通にすればいいんだよね。普通に普通に。

おちつけ私!!

心の中で叫んでいる私に健太は優しく笑いながら話しかけてきた。

「笹川っ!俺今日委員会で日直できないんだけど・・・まかしちゃってもいいかな・・・?ごめんなぁ?」

「あっううんやっとく。どうせ部活入ってないから暇だし。委員会・・・頑張ってね!」

「サンキュッ!じゃあなっ」

手を軽く上げて入走っていく後ろ姿。

それだけでもドキドキしてしまう。

やっぱすきなんだなぁ・・・。

自分の気持ちには嘘つけないなぁ・・・。