「今日は、親戚の所に来ててちょっと遠いんだけど、来ちゃった。」

「そっかぁ!でもまたあえてよかった。元気そうで嬉しい。」

「元気だよ~(笑)あっでもなんでゆまちゃん泣いてたの?」

・・・・・。

南には、心配掛けたくないから、言わないことにしとこ。

「ちょっと、こけちゃって・・・(笑)私ってドジだから~あとね・・・私好きな人変わったの。」

なんで、嘘ついちゃったんだろう。

この言葉を発した瞬間嫌な予感がしていた。

「大丈夫?ケガはしてないみたいだけど・・・。」

「うん。平気平気!」

「あのね・・・」

南が重い口を開いて何かを話し始めた。

「じつは、私市川くんのコトすきなんだ。前までゆまちゃんとかのまえではなんか言いにくくてさ。だまっててごめん。」

好き?

南なんでいってくれなかったんだろう。

なんか一人で舞い上がっている自分がバカみたいに思えてきた。

「そうなんだ~!けど、引っ越しちゃったからなかなか会えないもんねぇ。」

「うん・・・。あっもう時間が!じゃあまた会えたら・・・ね!」

「ばいばい・・・。」

南は走って行った。