昨日のコトをすべて美香に報告した。

「へぇ~よかったじゃん!ゆまもうまくいってるんだぁ。」

うまくいってるというか・・・ただのお礼だし。

ただの・・・お礼・・・昨日のはただのお礼・・・。

自分ではわかってるんだけどなぁ・・・。

「うまくいってるっていうのかなぁ・・・?ちょっとおなか痛くなってきたから保健室行ってくるね。」

「だいじょぶ?!早く行ってやすんでな?授業終わったら迎えに行くね。」

やっぱ美香は優しいなぁ。

美香と友達になれてよかった。

保健室に向いながら、昨日のコトを思い出していた。

昨日は楽しかったなぁ。

保健室にいくと、ドアが少しあいていた。

のぞいてみると、中には舞ちゃんと・・・市川くん・・・がいる。

きっと前みたいにケガしただけだよね。

すると、信じられない言葉が・・・

「なぁ・・・舞。俺あと少ししかこっちにいられないんだな。ほんとは好きなんだ・・・」

好き・・・?

市川くんが舞ちゃんを・・・?

好きという言葉を聞いた瞬間私は走り出していた。