体が妙な浮遊感に襲われた。
こう、〇TLこれがこのまま宙に浮いてるんです。これは、ちょっとした恐怖ですよね!

ああ、冗談はいいんだよ。もう。


「おい、あんた、大丈夫か」

…なん、だと……!!?
なんと、そこにはイケメンが…あたしが三次元でお目にかかりたいと思っていた王子様が…!目の前に……!!!


「あ…ああ、お前こそ、そんな装備で大丈夫か?」

「は?」

「いや、なんでもない」


王子様を目の前に少し取り乱してしもうたわ!


それにしてもこの人何年生だ!?
1年生にはいないの知ってるぞこんなイケメン
2.3年生にも…いないはず…。うん、多分ね。

そこで、昨日の友人に電話の内容を思い出す。


「あの、もしかして、転校生の人?」

「え?ああ、うん。」


ビンゴ!!ktkr!!


「あ、あたしっ、君と同じクラスの野々宮梓!君の名前は?」

「俺は坂田旭。よろしく、野々宮さん」


名前可愛いなおい!