『走れー走れー!!!』 紗紀はおもしろそうに言う。 『ちょっ本当に急がないとヤバイよ~』 『へいきへいき!!!』 『ちょっと寄り道するよー』 と言う紗紀。 『えっただでさえ遅いのに寄り道ー???』 驚く私。 『私はやだよーーー』 『もう!!!付き合い悪いなっ!!!』 と言う紗紀。 『あっちで取る物があるからっ』 と右をさす紗紀。 『学校はこっちだからまた後でね!!!』 と私は手をふった。