「……っ、なんで笑うんだよ!」 「いや、なーんか可愛いなって」 「るっせーなお前!」 「はいはい。で、なんでその子を?」 「いや、同じ中学……だし」 「え?!同中?!」 私は思わず前のめりになってしまった。 あーもううっせーな!と顔を逸らす目の前の幼なじみの耳は真っ赤。そこで気づくのは遅いけど、私の涙は既に引っ込んでいた。