「……そういうあんたも変わってない」 「あ?俺、身長10cmは伸びたんだけど」 「あ、そうだね。中学の頃は私と変わらなかったし」 「おっまえ……それ言うかよ」 気にしてたんだよ、と亮は苦笑いをした。だって本当の話だもん。言って笑えば、目の前の幼なじみも笑った。 そして昨日あったことをぺらぺらと話したら亮はゲラゲラと笑ってみせた。よく笑う奴だなあ。それに怒ってぽかりと幼なじみの頭を叩くとひーひー言いながら叩かれたところを撫でた。