「友紀ッ!もう話長い!!いちごミルクなくなっちゃったじゃん!!」


「あ。舞花…ごめんごめん。早く食べよっか。」



振り返ると、空になったいちごミルクのパックを突き出して、プンスカ怒ってる舞花がいた。

そんな姿までかわいい…て、今はそれどころじゃない!



ちらっと横目でさっき目が合ってしまった森川くんを見る。


“何で今日は教室にいるんだろ?偶然?それとも…”


いつもは渡り廊下で食べてるのに。
きっと舞花が教室にいるからだよね。

チクッ…と 胸が痛んだ。