「――・・・じゃあ今日はここまで。 起立、礼。」 長かった4時間目も、やっと終わり、いよいよお昼。 私は早速、作戦を実行すべく、素早く机を動かした。 「まい―・・・「友紀ちゃんいるー?」 舞花を呼ぼうとしたとき、誰かと声がかぶった。 振り返って 姿を確認した。 「・・・あ。利樹くん!どーしたのー?」