す れ ち が い






「てゆーか友紀ー。
 何で今日は急に教室で食べようとか言い出 したの?」


「えっ?!・・・んー。
 て、だから気分だって!!」


「ううん!それは嘘だね。絶対嘘!!」



舞花が突然そう言い切った。
これにはさすがに驚いた。

舞花はとても真剣な目で私を見ている。

そこで私は 秀吾の方へ振り返った。
目が合うと秀吾は、思いきり首を振り、
"ちがう!!"と 口ぱくで言った。


“秀吾じゃないんだったら・・・
 何で分かるの?!”


私は少し戸惑いながら必死に言い訳を探した。