「じゃ、俺は利樹んとこ行くわ。」


「うん・・・。
 ――・・・あっ!!ちょっと待って秀吾!」


「? 何?」


「これ!利樹くんに返しといてくれない?
 ずっと返せてなくて・・・。
 ごめんねって言っといて?」



そう言って私は 1つの封筒を秀吾に手渡した。