す れ ち が い







「ゆーきーちゃん♪
 何のお呼びだしだったのかな〜?」


「俺もくわしく聞きたいナー。」



教室に戻るなり、舞花と秀吾の質問攻めにあった。

舞花なんて、目をキラキラさせて見てくるし
秀吾は無表情で見てくるから、なんか怖いし・・・。


「何にもなーいでーすっ
 それより舞花!今日は久々に教室でお弁当 食べない?」


「えーっ何で〜?あたし屋上がいいー!」


「気分的に、ね?お願い!
 リンゴジュースでなんとか!」

顔の前で手を合わせて、必死にお願いしてみた。


「うーん・・・。
 いちごミルクで了承しましょう!!」


「ほんと?!ありがと舞花☆」


「どういたしまして♪」



“昨日決意したんだから”


私は自分に言い聞かせて、すぐさまいちごミルクを買いに行った。