緩く掴まれた手を軽く振りはらう


王子の顔は、見れなかった


「....馬鹿」


...私の、馬鹿


力なく足を動かし、自分の部屋へと向かう


ベットの前に立ち、そのままボスンと身を投げた


...私、最低だよ


王子の彼女に相応しくない


王子を困らせて、悲しませて...




____私は一体何がしたいのかな