「詳しいことはリアに会えば分かると思うが、そんなことより今は時間がない」
「そうなのだ。何故俺が討伐隊へ参加してはいけないというのだ。
英雄たる者、民を守ることこそが義務ではないのか」
私が突き飛ばしたお陰で冷静になれたのか、先程の暴走モードから復活したようだ。ディーンは溜息を吐きながらも、アレックスの問いに答える。
「その理由か……原因はお前自身の能力にある」
「む、どういうことだ?」
「お前が精霊に与えられたという『精霊の加護』さ。それには魔物の術攻撃を防御する能力があるだろ」
『精霊の加護』というのは、対魔族用として選ばれた英雄にのみ精霊が与えた防御能力らしい。
普通なら精霊術士でもない限り防御術は使えない。
しかしその能力を得たアレックスは剣士でありながら、術文や精霊石も使用せずに魔物から受ける術攻撃を防御できるのだ。但し物理攻撃は防げないという欠点がある。
そしてこの能力にはもう一つ弱点があった。
「だが逆に人が使う術にはかかりやすい。例え弱い術をかけられた場合でも、他人の倍以上の効力でかかってしまう」
「それは知っているぞ。だから何だというのだ?」
「そうなのだ。何故俺が討伐隊へ参加してはいけないというのだ。
英雄たる者、民を守ることこそが義務ではないのか」
私が突き飛ばしたお陰で冷静になれたのか、先程の暴走モードから復活したようだ。ディーンは溜息を吐きながらも、アレックスの問いに答える。
「その理由か……原因はお前自身の能力にある」
「む、どういうことだ?」
「お前が精霊に与えられたという『精霊の加護』さ。それには魔物の術攻撃を防御する能力があるだろ」
『精霊の加護』というのは、対魔族用として選ばれた英雄にのみ精霊が与えた防御能力らしい。
普通なら精霊術士でもない限り防御術は使えない。
しかしその能力を得たアレックスは剣士でありながら、術文や精霊石も使用せずに魔物から受ける術攻撃を防御できるのだ。但し物理攻撃は防げないという欠点がある。
そしてこの能力にはもう一つ弱点があった。
「だが逆に人が使う術にはかかりやすい。例え弱い術をかけられた場合でも、他人の倍以上の効力でかかってしまう」
「それは知っているぞ。だから何だというのだ?」



