「そそそうか……そういえばそうだな。
剣のことは魔王を倒した後にでも、謝罪するつもりではあったのだが」
アレックスの青ざめた顔からは大量の汗が噴き出し、両目が宙を泳ぎだしたかのように見える。
心なしか声が震え、目の焦点も定まっていないように思われた。
「しかし魔王を倒せずして、剣刃も欠けてしまった。
これを一体、どう説明すれば良いというのだ。
俺はその時の状況を何も憶えていない。説明のしようがないではないか」
彼は苦悶の表情で頭を抱え込むと、床へ崩れ落ちていった。
前にもこんな光景を見たような気もするが、これもやはりデジャヴだろうか。
(けどこれって一応、私のせい……に、なるのかな)
こんな状態のアレックスを見ていたら、何だか可哀想に思えてきた。罪悪感も少し、芽生えてくる。
彼らには刃の欠けた原因が『私』だということを、まだ告げてはいなかった。
何故なら何となく、話すタイミングを逃していたからだ。
ここで突然アレックスが、勢いよく立ち上がってきた。
瞳には既に、光も取り戻している。
剣のことは魔王を倒した後にでも、謝罪するつもりではあったのだが」
アレックスの青ざめた顔からは大量の汗が噴き出し、両目が宙を泳ぎだしたかのように見える。
心なしか声が震え、目の焦点も定まっていないように思われた。
「しかし魔王を倒せずして、剣刃も欠けてしまった。
これを一体、どう説明すれば良いというのだ。
俺はその時の状況を何も憶えていない。説明のしようがないではないか」
彼は苦悶の表情で頭を抱え込むと、床へ崩れ落ちていった。
前にもこんな光景を見たような気もするが、これもやはりデジャヴだろうか。
(けどこれって一応、私のせい……に、なるのかな)
こんな状態のアレックスを見ていたら、何だか可哀想に思えてきた。罪悪感も少し、芽生えてくる。
彼らには刃の欠けた原因が『私』だということを、まだ告げてはいなかった。
何故なら何となく、話すタイミングを逃していたからだ。
ここで突然アレックスが、勢いよく立ち上がってきた。
瞳には既に、光も取り戻している。



