「成る程。これが例の何とかミストとかいうやつか」
アレックスはモンスター・ミストの前へ立つとしばらく観察していたが、おもむろに右手を前へ突き出した。
するとそれを中心にして、霧は逃げるように外側へ弾かれていく。
その部分だけ穴が空くような形になった。
昼間戦った魔物の結界は完全に破壊できたが、どうやらこの場合、そこまでには到っていないようだ。
だが中へは入れそうだった。
それだけでもあたしには、十分役に立つ。
目的はあくまでも、中に居るヤツを倒すことだけだからだ。
―――と、背後の森から爆発音のようなものが聞こえてきた。
かなり近い。何処かの術士が付近で、戦っているのかもしれない。
「よし、俺も加勢に行くぞ!」
「って、待てぃッ!
こっちの仕事のほうが最優先だ!!!」
同じように音を聞き付けたアレックスが、早速駆け出そうとしたが、寸前で押しとどめた。
なんて血の気の多い男だろう。
「む、仕事だと?
俺に何をさせるつもりだ」
「簡単なことだ。そこから後ろへ移動してみてくれ」
「? ……こうか??」
彼は言われるまま素直に移動した。
丁度霧の中へ身体ごと、突っ込むような格好になる。
案の定それは彼を避けるかのように、周囲へ弾かれていった。
先程手を突っ込んだ時よりも、遙かに大きな穴が空く。
アレックスはモンスター・ミストの前へ立つとしばらく観察していたが、おもむろに右手を前へ突き出した。
するとそれを中心にして、霧は逃げるように外側へ弾かれていく。
その部分だけ穴が空くような形になった。
昼間戦った魔物の結界は完全に破壊できたが、どうやらこの場合、そこまでには到っていないようだ。
だが中へは入れそうだった。
それだけでもあたしには、十分役に立つ。
目的はあくまでも、中に居るヤツを倒すことだけだからだ。
―――と、背後の森から爆発音のようなものが聞こえてきた。
かなり近い。何処かの術士が付近で、戦っているのかもしれない。
「よし、俺も加勢に行くぞ!」
「って、待てぃッ!
こっちの仕事のほうが最優先だ!!!」
同じように音を聞き付けたアレックスが、早速駆け出そうとしたが、寸前で押しとどめた。
なんて血の気の多い男だろう。
「む、仕事だと?
俺に何をさせるつもりだ」
「簡単なことだ。そこから後ろへ移動してみてくれ」
「? ……こうか??」
彼は言われるまま素直に移動した。
丁度霧の中へ身体ごと、突っ込むような格好になる。
案の定それは彼を避けるかのように、周囲へ弾かれていった。
先程手を突っ込んだ時よりも、遙かに大きな穴が空く。



