出発の日。 見送りには瑠奈と颯太が来てくれた。 玲斗は恥ずかしいから行けないって颯太から聞いた。 やっぱり不器用。 「彗~、やっぱり寂しいよ~」 「私も~」 半泣きで抱き合ってる瑠奈と私。 「瑠奈、彗を独り占めすんなよ……」 「ハイハイ。」 そう言って瑠奈が私を話すと今度は颯太に抱きしめられた。 「頑張れよ…」 それだけ言って、颯太は私を離して背中を押した。 いってきます!! 頑張っちゃうもんね!!!