次は颯太。 「颯太、今日会える?」 『うん……どした?』 「後で話すね?」 『おう……』 ピーンポーン… 扉を開けると、玲斗がいた… 「どうしたの?」 「瑠奈ちゃんから聞いた」 留学のことかな? 「気をつけて行っておいで」 そう言って私の頭をポンポンって撫でてくれた。 「ありがと…」 「ちゃんと待ってるからな」 そう言って歩きながら手をあげて帰ってった。 不器用だけど、優しいんだよね……