夢見た日から



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一年五組、西宮彗(ニシミヤスイ)。




入学した私は、現在憂鬱な高校生活を過ごしている。




友達は出来たけど、さすがに幼い頃からの友達のように本音を言える友達はいない。




愛想笑いではりつめた世界を生きている。




今、人気のアイドルの話やかっこいい先輩の話は正直どうでもいい。




ただ独りぼっちで惨めだと思われたくないだけ。





「……い!彗ってば!」




「はい?」




「聞いてた?」




「聞いてた、聞いてた!!」





「そう?ならいいけど。」




聞いてたなんて真っ赤な嘘。




「最近、彗お弁当食べてる時、あんまり喋んないよね?」




「そんなことないよ?ちょっと聞こえにくいだけ。」




そしてまた愛想笑い。




もうみんな気づいてるかも。