自分の部屋に入って思った。 なにしてんだろ。 嬉しかったくせに。 暗い部屋で泣いていると颯太から電話が来た。 「玲斗となんかあった?」 「なんで颯太がしってんの?」 「玲斗から電話あった」 自分で電話してこないってことはやっぱり嫌われちゃったんだ。 「おい、泣いてないで謝れば?」 「無理だよ~」 涙が止まらない。 「お前ら、めんどくせぇな。一旦切るぞ?また後で電話すっから」