「じゃあ、宮下香っての知ってる?同じ学年のはずだけど」 カラ、という音をたて、飲みかけた夏美のカップがテーブルを流れた。 「ちょっ…夏美大丈夫か?」 火傷とかしてない――― 「香が、どうして?」 夏美の、視線の先。 透明に輝く 窓ガラスの向こうで――― 香が、居た。